船の材料である鋼材の品質や、溶接の状態に関わる検査を「船殻検査」といいます。
船殻検査には、「構造検査」、「タンク検査」、「計測検査」、「取付検査」があります。
このページでは「構造検査」について解説していきます。
構造検査では、次の5つの検査を行います。
①鋼材検査
鋼材検査は、船の材料を造る製鉄所で行われます。
船級が立ち会います。
検査後、製鉄所から造船所に「鋼材検査証明書」が送られます。
この証明書を「ミルシート」といい、鋼材の成分や性質が記載されています。
造船所では鋼材入荷時に、発注通りの規格・サイズ・板厚になっているか、キズやそりなどの品質をチェックする受け取り検査を行います。
②ブロック構造検査
「日本鋼船工作法精度基準」を基準にして、部材取付精度や、溶接の状態を検査します。
③渠中位置決め検査
船は、船台やドックでいくつかのブロックを組み合わせて造られます。
契約で決めた船の主要寸法を満たすように、ブロックを配置する必要があります。
このブロック配置と、ブロック間の取合部を確認します。
④船体構造検査
ブロックを搭載した後、溶接の品質を目で見て確認します。
⑤非破壊検査
目で見ただけでは確認できない、溶接内部の欠陥を検査します。
破壊せずに検査するので「非破壊検査」といいます。
放射線透過試験や、超音波探傷試験、浸透探傷試験、磁粉探傷試験などの種類があります。
船殻検査では、主に放射線透過試験と超音波探傷試験が用いられています。
この検査は、資格を持っている人が行い、検査対象箇所は船級規則によってちがいます。
ごまお
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