節税方法を知る前に、まずは控除について知っておきましょう。
控除とは、「差し引くこと」です。
所得控除とは、「所得の一部から差し引くこと」=「課税対象の所得を下げること」です。
税額控除とは、「税額の一部から差し引くこと」=「税額を下げること」です。
税額控除は、納める税金を直接差し引きます。
したがって税額控除が100万円なら、「納める税金額が100万円減る」ということになります。
所得控除は、税金を納める前の課税所得金額を下げます。
したがって所得控除が100万円なら、「納める税金額が100万円減る」というわけではありません。
所得控除を考える場合は、税率も考える必要があります。
所得控除が100万円、税率が10%のとき、100万円×10%=10万円となり、
「納める税金額が10万円減る」ということになります。
節税とは、所得控除か税額控除のどちらかを利用して、納める税金を減らすことです。
次回以降、様々な節税方法を紹介していきますが、どちらの控除を利用しているのかを理解していれば、勘違いや計算ミスを無くすことができると思います。
100万円節税できた!と思っていたら、実は20万円しか節税効果がなかった。。。なんてことになったらつらいですよね。
正しく理解しておきましょう。
ごまお
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